オブジェクトブラウザ 【object browser】

概要

オブジェクトブラウザ(object browser)とは、ソフトウェアの機能の一つで、そのソフトウェアがオブジェクトと呼んで管理するひとまとまりのデータやプログラム、あるいは外部の何らかの管理対象の一覧や検索、詳細表示などを行うもの。

ソフトウェアの統合開発環境IDE)などの場合、プログラム中で使用可能なオブジェクト(クラス)の仕様などを表示する機能をこのように呼ぶ。プロパティやメソッドなどを一覧表示したり、使い方や記述法などを調べることができる。

検索や表示ができるのはプログラミング言語やソフトウェア開発キットSDK)のクラスライブラリなどであらかじめ定義されているオブジェクトだが、開発者がプログラム中で定義したオブジェクトを解析して表示する機能を持っている場合もある。

データベース管理システムDBMS)の管理ツールなどの場合には、データベースに含まれるテーブル(表)やビュー、インデックス(索引)などのオブジェクトの一覧や詳細を表示したり、新規作成や編集、削除などを行う機能のことをオブジェクトブラウザということがある。

(2020.5.20更新)

開発環境の用語一覧